10月には気持ちの良い秋晴れで始まりましたね。
日中はまだ暑くでも、肌にあたる風はサラっとしていて、心地よい。
部屋に差し込む陽の光も、奥の方まで伸びて、季節の移り変わりを感じます。
窓を開けながら、過ごせる一日。
秋の空気を感じながら、お花と向き合おう時間・・・。
以前のレッスンで作った、ハーフリース。
そのままでも可愛らしい作品だったけれど、ふと眺めていたら、
「もう少し、ふんわり軽やかなリースにしたいな」
そんな気持ちが生まれました。
そこで、少しずつ花材を足して、
アーティフィシャルフラワーとプリザーブドフラワーを組み合わせて。
色も、私の好きな
白と淡いグリーン、そしてアンティークピンク。

ひとつ、またひとつと花を添えていくうちに、
最初はハーフだったリースが、いつの間にか、やさしく円を描く花景色になりました。
白い小花の間からのぞく、淡いピンクの薔薇。
ふわふわと風に揺れそうなグリーン。
そして、今回いちばんのお気に入りは……
胡蝶蘭。
大きく羽を広げたような白い花びらが、
まるで一羽の蝶々みたい。

花の上に、そっと舞い降りてきて、
ひと休みしているように見えます。
「お花に止まる蝶々。」
そう思ったら、このリースが急にひとつの景色に見えてきました。
静かな庭に、
やわらかな風が吹いている。
花々の間を蝶々がひらひらと舞って、
どこからか小さな鳥の声が聞こえてくる。
私は、花をきれいに並べるだけではなく、
その花がそこにある景色まで作れる人でありたい。
今回のリメイクも、そんな気持ちで花を足していきました。
以前の作品に、新しい花を添える。
少し形を変えてみる。
好きな色を重ねてみる。
そうすると、同じ花材でも、
また違う物語が生まれるから面白い。
完成したリースを眺めながら、
「うん。
この蝶々、ここが好きだったんだね。」
なんて思ってしまいました。
花の中で、蝶々が羽を休めるように。
このリースを見た人の心にも、ほんの少し、風が通りますように。
花のあるところには、
小さな物語が生まれる。
そんなことを思いながら、花と向き合う時間。
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