夏の終わり。
強かった日差しが少しずつやわらぎ、
朝や夕方の空気が、ほんの少しひんやりと感じられる頃。

そんな季節になると、

なぜだか秋のお花でブーケを束ねたくなります。
今回作ったのは、
秋の爽やかな風をイメージしたシャンペトルブーケです。

シャンペトルブーケとは、

野原に咲く花を摘み、そのままざっくりと束ねたような、自然でのびやかなブーケ。

きれいに整えすぎず、
お花の高さも、向きも、それぞれ違う。
細いグラスが自由に伸び、小さなお花がそっと寄り添い、
まるで野原の景色を、そのまま束ねたような。
そんな自然な表情が、シャンペトルブーケの魅力です。

今回使ったのは、アーティフィシャルフラワーとプリザーブドのグリーン。
異なる素材を組み合わせながら、できるだけ自然に。

そして、

まるで生花を束ねたような、ナチュラルな表情になるように仕上げました。

アーティフィシャルフラワーだけではなく、プリザーブドのグリーンを加えることで、
本物の植物が持つような繊細さや、自然な空気感が生まれます。

だから、
「これ、本当にアーティフィシャルフラワーなの?」
と思ってしまうほど。

まるで生花のよう。

でも、枯れることなく、この秋の景色を長く楽しむことができます。
それもまた、アーティフィシャルフラワーならではの魅力です。

秋のお花といえば、深いブラウンやオレンジ、ボルドーを思い浮かべることも多いけれど、
今回はそこに、白や淡いピンクを合わせました。

秋らしい深みを残しながらも、どこか軽やかで、爽やかに。

秋色なのに、風を感じる。

そんな色合わせです。

そして今回、大切にしたのは、ふわふわとした動き。
お花をぎゅっとまとめるのではなく、
少し空気を含ませながら。
伸びるグラスやグリーンにも、自由な動きを残しました。

私の中にあったのは、秋の草原の中。

束ねたブーケを手に持って、ゆっくりと歩いている景色。
爽やかな秋の風が吹くたびに、お花がふわふわと揺れ、

長く垂れたリボンも、その風に合わせて、やさしくなびいていく。
そんな光景を思い浮かべながら、このブーケを束ねました。

まるで野原で摘んできたお花を、そのままざっくりと束ねたようなシャンペトルブーケ。

でも、その姿は、
生花のように繊細でナチュラルでありながら、長く楽しむことができます。

夏の終わり。
少しひんやりとした空気を感じる頃。

秋の草原を吹き抜ける、爽やかな風を想像しながら。

秋の風を束ねるように。

そんな気持ちで作った、まるで生花のようなシャンペトルブーケ。

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