金木犀の香りが、どこからともなく香ってくる季節となりましたね。
晩秋といえども、まだ強い日差しの日もあり、時季はずれな日差しに戸惑いながらも、過ぎ去る初秋、
過ぎ去る季節への愛おしさを感じます。
秋の夕焼けは、とても美しく、切なく、儚い。
移り変わる季節にゆっくりと包まれていく。
そんな感じでしょうか。

秋の軽井沢。
レイクガーデンは秋薔薇が見頃でした。
日差しが柔らかく、薔薇たちも静かな秋を楽しんでいるかのよう。

初夏のガーデンと違い、草花が静かにひっそりと咲いている。
新緑の季節は草木花の勢いがすごい。
エネルギーがどんどん満ちていく、そんなイメージ。

秋明菊。
この花びらに見えるのは、実はガクです。
黄色い花粉のようなものが、花なんです。

今の時期のガーデンは、植物たちも実をつけたり、ススキのような草花が多い。
樹々も色づき、葉を落とし始め、これからの冬支度をしているよう。
なんだか、寂しさを感じるガーデン。
それはそれで、とても綺麗なんです。

空気が澄んでいるからでしょうか。
より、薔薇の優しく甘い香りに包まれます。

金木犀の香りもそうですが、香りって過去の記憶を蘇らせますね。
一瞬に場所(記憶)へ、タイムスリップ。
子供の頃の記憶、甘く切ない記憶、明るく華やかな記憶、涙が込み上げてくるような悲しい記憶。
どんな過去も、今の自分を作り上げてくれたもの。
一瞬にして、香りが過去の自分と今の自分を繋げてくれる。
しっとりとした秋は、少しセンチメンタルになりますね。
軽井沢の楽しい思い出を綴ろうとしたんですけどね・・・(笑)
この写真を撮りながらも、実際はキャーキャー、はしゃいでました。
可愛いお花、実物、静かな湖面、美しい薔薇を見ながら、テンション上がりまくりでしたから。

軽井沢レイクガーデンは11月5日までの営業だそうです。
今年、もう一度ぐらい訪れたい。
冬の寂しいガーデンんもそれもまた素敵なんです。
ガーデンの中のカフェもおすすめです。

大きなマグカップに紅茶がたっぷり。
イギリス王道のヴィクトリアンケーキやスコーンはどれも美味しい。
キャロットケーキも外せない、美味しさです。

イレブンシス ティールームス
軽井沢で英国を感じられます。

秋のしっとりとした軽井沢レイクガーデン、ぜひお出かけしてみてください。
優しい香りに包まれますよ。
そして、香りとともに思い出の記憶に浸ってくださいね。

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