先日、オーダーいただいたスワッグを制作しました。
ご希望は、
「ホワイトグリーンで」
白い花とグリーンを使った、
一年を通して飾っていただけるようなスワッグに仕上げました。
ホワイトグリーンの組み合わせは、
季節を選ばないところも魅力のひとつ。
春には、芽吹きのような軽やかさ。
夏には、涼やかで清々しい空気。
秋には、静かな落ち着き。
冬には、雪のような白とグリーンの美しさ。
花の種類やグリーンの表情を変えることで、
一年中、その季節に似合う雰囲気を楽しむことができます。
だから私は、
ホワイトグリーンのお花を見ると、
「どんな季節にも寄り添ってくれるなぁ」
🌿 グリーンの流れを重ねながら
今回のスワッグで大切にしたのは、
「流れるようなグリーンのライン」。
ひとつのグリーンだけでまとめるのではなく、
葉の大きさや形、色合いの違うグリーンを少しずつ重ねていきます。
そこへ白い花を重ね、
またグリーンを添えて……。
花を束ねるというよりも、
植物が自然の中で重なり合っているような景色をイメージしながら、少しずつ形を作っていきました。
スワッグは、ただ花材を束ねるだけでは、
どうしても重たく見えてしまうことがあります。
だからこそ、
「ここには少し余白を」
「このグリーンは、もう少し流して」
「ここには小さな花を重ねて」
と、全体のバランスを見ながら調整していきます。
ぎゅっと詰めすぎず、
かといって寂しくならないように。
花と花の間にも、グリーンとグリーンの間にも、空気を残す。
その余白が、作品に軽やかさを与えてくれます。
白い花が咲く、小さな景色
白い花は、どんな色のグリーンともよく馴染みます。
そして、いろいろな種類の白い花を重ねると、
同じ「白」でも、それぞれ違った表情が生まれます。
丸い花。
小さな花。
ふわっと広がる花。
可憐に揺れる花。
そこに葉の形やグリーンの濃淡が加わることで、
ひとつのスワッグの中に、奥行きが生まれていきます。
正面から見たときだけではなく、
少し横から見ても、斜めから見ても、
花とグリーンが重なって見えるように。
そんなことを考えながら、
一輪ずつ、一本ずつ束ねていきました。
「余白」があるから、花は美しく見える
お花の制作をしていると、
ついつい「もっと足したら、もっと素敵になるかな?」と思うことがあります。
でも、実はそうではなくて。
足すことと同じくらい、引くことも大切。
花を詰めすぎない。
グリーンを重ねすぎない。
そして、植物が持っている自然なラインを邪魔しない。
そこに少しの余白があると、
花たちがふっと呼吸を始めるような気がします。
今回のスワッグも、
そんな「空気感」を大切に仕上げました。
白い花とグリーンが重なりながら、
下へ、横へ、ゆるやかに流れていく。
眺めていると、
まるで小さな野原を、そのまま束ねたような気持ちになります。
季節が変わっても、
暮らしの中にそっと馴染んでくれる。
そんなお花になっていたら嬉しいです。
花を飾ることで、
いつもの景色が少しだけ美しくなる。
そして、その景色を眺める時間が、
日常の中の小さな幸せになりますように。
🌿 usakuma flower salon
想いを飾る。
想いをつなぐ。
お花は、言葉にならない想いを咲かせてくれるもの。
一つひとつの花に向き合いながら、
暮らしにそっと寄り添う花をお作りしています。
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